気象予報士

記事追加 : 2015-05-29 16:49:28

テレビの向こう側でお天気をお知らせしてくれるキャスターの皆さんの姿には、いつも親しみを覚えるものなのですが、ああした人たちが、どれくらいの努力をしてあの場所に立っているのかということについては、普段、誰も考えることがないように思います。

この間、お天気予報を見ていて、ふと、そんなことを思いましたので、気象予報士の資格についてちょっと調べてみることにしました。

私が調べてみたところによると、気象予報士になるためには“気象予報士試験”というものに合格しなければならないようです。ちなみに、試験を受けるための受験資格というものは設けられていません。当然年齢制限もありませんので、最年少では、なんと12歳11ヶ月で合格してしまった人もいるようです。

こう聞くと、なんだ小学生でも合格できるほどの試験なのかと思ってしまうかもしれませんが、あなどることなかれ。こう見えて、気象予報士試験は、資格試験の中でも群を抜いて難しい試験だと言われているのです。

その合格率はなんと5%前後だと言われています。しかも、気象予報士試験は絶対評価性を採用していますから、その時の受験人数によって合格率が前後することはありません。今年度1月に行われた第43回目の試験では、約3000人の受験者があったのに対し、合格できたのはたったの100人弱だったと言われています。

意外と知られていないことだと思うのですが、気象予報士の資格って難しいようです。

そういえば、気象予報士の資格について調べているうちに、面白い事実を知ることとなりました。一般的に、気象予報士といえば、テレビに出てくるお天気キャスターを想像すると思うのですが、実は、お天気キャスターは気象予報士の資格を持ってなくてもなっていいということでした。

どうりでお天気キャスターに能天気そうな人が多いわけです。ちなみに、能天気は能天気でも良純さんは気象予報士の資格を持っているんですよ。繰り返しますが、良純さんは気象予報士の資格を持っているんです。

話を戻しますが、なんでも、気象予報士を取ったからといって気象関係の仕事に付けるわけではないということみたいです。特にお天気キャスターの枠組みというのは本当に小さいみたいです。多くの方はお天気キャスターになることができず、そのバックアップに当たることが多いんだそうですね。

お天気の仕事に憧れて資格を目指す人が多いと思うのですが、せっかく試験に合格しても仕事がないというのは世知辛い話ですね。せめてお天気キャスターには気象予報士を採用して上げて欲しいと思うのですが、それは私のエゴなんでしょうかね。